美容・再生医療

PRP注射の効果はどれくらい続く? 【完成まで約6か月】持続期間と長持ちする理由を医師が解説

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岡本 慎一

本記事の執筆者

理事長 岡本慎一

略歴

2002年
京都府立医科大学 卒業
2002年
同附属病院整形外科 勤務
2012年
京都府立医科大学大学院 卒業(医学博士取得)(PRPに関する論文が世界的再生医療雑誌Tissue Eng.に掲載)
2015年
赤羽ウェルネスクリニック 開院
2015年
PRPに関する研究が米国で特許取得
2018年
医療法人社団康静会 理事長就任

資格

  • 医学博士
  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
  • 日本脈管学会 脈管専門医
  • 日本整形外科学会 専門医
  • 弾性ストッキング・コンダクター

所属学会

  • 日本再生医療学会
  • 日本静脈学会
  • 日本脈管学会
  • 日本整形外科学会

    「PRP注射の効果は何年くらい持続するのですか?」

    これはカウンセリングでも非常に多くいただくご質問の一つです。

    ヒアルロン酸のように数か月〜1年程度で吸収される治療とは異なり、PRP注射はご自身の組織を再生させる再生医療です。そのため、効果の現れ方や持続の仕方には大きな違いがあります。

    この記事では、PRP注射の持続期間や、効果が長く続く理由、より良い状態を維持するためのポイントについて詳しく解説します。

    この記事でわかること

    • PRP注射の効果が完成するまでの期間
    • 効果はどのくらい持続するのか
    • 加齢とともにどのように変化するのか
    • 効果を長く保つためのポイント
    • 長期的に自然な仕上がりになる理由

    PRP注射の効果 はどのくらい続く?

    PRP注射の効果を感じる女性の肌のイメージ写真

    PRP注射は、一時的にボリュームを補う治療ではありません。ご自身の血液から採取した血小板に含まれる成長因子が、皮膚や皮下組織へ働きかけることで、新たな組織の再生を促します。

    そのため、効果は注射直後に完成するのではなく、時間をかけて徐々に現れます。一般的には約6か月かけて再生が進み、その頃に治療効果が完成します。

    効果は「消える」のではなく自然に年齢を重ねていく

    PRP注射の効果が約6ヶ月で完成し、その後は加齢とともにゆるやかに変化する経過を示す図解

    PRP注射について、「何年後に元へ戻りますか?」という質問もよくあります。実際には、この考え方は少し異なります。

    PRP注射で再生された組織は、ご自身の皮膚や皮下組織の一部になります。つまり、ある日突然、効果が大きく失われるわけではないと考えられています。

    再生された組織も、周囲の正常な組織と同じように加齢変化を受けながら、ゆっくりと年月を重ねていきます。そのため、効果は数年で急激に失われるものではなく、長期間にわたり自然な状態を維持しやすいという特徴があります。

    「半永久的」ではないことが自然な美しさにつながる

    医師と患者が加齢による顔の変化について相談している様子

    「ずっと同じ状態が続いてほしい」と思われる方もいるかもしれません。しかし、美容医療では必ずしもそれが理想とは限りません。

    例えば、加齢によってお顔全体の皮膚や脂肪は少しずつ変化します。もし治療した部分だけが全く変化しなければ、時間の経過とともに周囲とのバランスが崩れ、不自然な印象になる可能性があります。

    PRP注射は、ご自身の組織として再生されるため、年齢とともに周囲と同じように変化していきます。そのため、数年後も全体との調和が保たれやすく、自然な印象を維持しやすい治療といえます。

    PRP注射の効果 の持続期間には個人差があります

    PRP注射の効果は長期間持続しますが、すべての方が同じ経過をたどるわけではありません。持続期間には、さまざまな要因が関係します。

    年齢

    年齢とともに皮膚の代謝や再生能力は少しずつ低下します。そのため、若い方と比較すると変化を感じる時期が早くなる場合があります。

    生活習慣

    皮膚の老化速度は日々の生活習慣にも大きく影響されます。

    例えば、バランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動・禁煙などを心掛けている方では、肌の老化が比較的ゆるやかになる傾向があります。その結果、PRP注射による効果も長期間維持しやすくなります。

    一方で、喫煙・慢性的な睡眠不足・紫外線ダメージ・栄養バランスの偏りなどは皮膚の老化を早める原因となります。

    治療部位によっても持続性は異なる

    頬の状態を確認する女性のイメージ写真

    部位によっても効果の持続には違いがあります。

    例えば、額や目元など表情筋が頻繁に動く部位では、皮膚へ加わる負荷が大きくなるため、比較的変化が早く現れることがあります。一方で、動きの少ない部位では長期間変化を感じにくいケースもあります。

    これはPRP注射だけではなく、多くの美容医療に共通する特徴です。

    効果が薄れてきたら追加治療は必要?

    追加治療について相談し、リラックスした様子の女性

    加齢による変化が進み、以前よりボリューム不足を感じるようになった場合でも、大掛かりな治療を最初からやり直す必要はありません。

    気になる部位だけを追加治療することで、自然な若々しさを維持しやすくなります。PRP注射は、ご自身の組織を再生させる治療だからこそ、このようなメンテナンスが行いやすいというメリットもあります。

    長期経過でも自然な仕上がりを維持しやすい理由

    PRP注射では異物を体内へ残すのではなく、ご自身の組織を再生します。そのため、

    • 注入部分だけが浮き出る
    • 境界が目立つ
    • 不自然な膨らみになる

    といった違和感が少なく、年月が経過しても周囲の組織との調和が保たれやすいことが特徴です。

    美容医療では、「施術直後の変化」だけではなく、「5年後、10年後も自然であること」が重要です。PRP注射は、その長期的な自然さを重視する方にも適した治療といえるでしょう。

    よくある質問

    PRP注射の効果 は何年くらい続きますか?

    効果が完成した後は、急激に失われることは少なく、ご自身の組織とともに自然に加齢変化していきます。そのため、長期間にわたり効果を実感される方が多くいらっしゃいます。なお、持続期間には個人差があります。

    一度治療すれば追加治療は不要ですか?

    加齢は誰にでも起こるため、必要に応じて追加治療を行うことで、より自然な状態を維持しやすくなります。

    ヒアルロン酸より長持ちしますか?

    一般的にヒアルロン酸は吸収される治療ですが、PRP注射は組織そのものを再生するため、持続性の考え方が大きく異なります。

    まとめ

    PRP注射は、一時的にボリュームを補う治療ではなく、ご自身の皮膚や皮下組織の再生を促す再生医療です。そのため、治療効果は約6か月かけて完成し、その後は周囲の組織と同じように自然な加齢変化をたどります。

    「いつ効果が切れるのか」というよりも、「自然に年齢を重ねながら、美しい状態を長く維持する治療」と考えるとイメージしやすいでしょう。

    美容医療で大切なのは、施術直後だけではなく、数年後も違和感のない自然な仕上がりを維持することです。PRP注射は、そのような長期的な美しさを目指す方に適した選択肢の一つといえます。

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