- ペニスの長さより、細さが気になる
- 勃起したときにもう少し太くしたい
- 昔よりペニスが細くなった気がする
男性器のサイズについては「長さ」に注目されがちですが、実際には陰茎の太さや周径を気にしている男性も少なくありません。ペニスを太くする治療には、ヒアルロン酸などを注入する方法や、自分自身の血液から作製したPRPを利用する方法などがあります。この記事でお話しするのは、陰茎の太さ・周径であり、長さを伸ばす治療とは別です。
ただし、同じ「注射による増大」でも、どこに注入するのか、どのような仕組みで太くするのかは異なります。この記事では、ペニスの太さは何によって決まるのか、陰茎を太くする・大きくするにはどのような方法があるのかを医師がわかりやすく解説します。
ペニスの「太さ」はどこで決まる?

ペニスの内部には、左右一対の陰茎海綿体があります。勃起すると陰茎海綿体へ血液が流れ込み、海綿体が膨張することでペニスは太く、長く、硬くなります。そして、その外側には筋膜や皮下組織、皮膚があります。
つまり陰茎の太さを考えるときには、大きく次の2つの視点があります。ここを理解すると、ペニスを太くする治療の違いもわかりやすくなります。
- 陰茎海綿体そのもののボリューム
- 海綿体の外側にある皮下組織の厚み
平常時と勃起時では「太さ」の意味が違います

ペニスの太さについて考えるときに重要なのが、平常時と勃起時を分けることです。平常時のペニスは、気温、緊張、血流などによって大きさがかなり変化します。一方、勃起時には陰茎海綿体へ血液が流れ込み、最大に近い状態まで膨張します。
そのため、「普段からもっと太く見せたい」のか、「勃起したときの太さを改善したい」のかによっても、治療を考える視点は変わります。また、「昔より勃起時の太さがなくなった」という場合には、単純なサイズの問題だけでなく、勃起機能の低下が関係していることもあります。
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自力でペニスを太くすることはできる?

インターネットでは、「トレーニングでペニスを太くする」「マッサージで太くする」「サプリメントで増大する」など、さまざまな方法が紹介されています。しかし、一般的な筋力トレーニングのように、陰茎そのものを鍛えて恒常的に太くすることはできません。陰茎海綿体は、腕や脚にある骨格筋とは構造が異なるからです。
また、強く引っ張ったり圧迫したりする自己流の増大法は、内出血や痛み、組織の損傷につながる可能性があります。サプリメントについても、飲むだけで陰茎の周径そのものが恒常的に増えるとする十分な医学的根拠はありません。「ペニスを太くしたい」と考える場合には、サイズそのものを変える治療と、勃起機能を改善する方法を分けて考えることが重要です。
太さを出す方法は、ヒアルロン酸・脂肪・PRPです
陰茎の太さを増やす治療には、いくつかの方法があります。代表的なのが次の方法です。それぞれ、ペニスを太くする仕組みが異なります。
ヒアルロン酸などの充填剤による増大

ヒアルロン酸などの充填剤を使う方法では、陰茎へ製剤を注入し、注入した製剤そのものの体積によって太さを増やします。メリットは、注入した直後からボリュームの変化がわかりやすいことです。注入量によって太さの出し方も調整しやすい一方、ヒアルロン酸は時間とともに体内で分解・吸収されるため、注入直後の太さがそのまま永久に維持されるわけではありません。腫れ・しこりについては、こちらで詳しく解説しています。
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自己脂肪注入による増大

自分のお腹や太ももなどから採取した脂肪を陰茎へ注入する方法もあります。人工的な充填剤ではなく、自分の組織で太さを出すことが特徴です。一方、注入した脂肪がすべて定着するわけではなく、吸収される割合には個人差があります。脂肪を採取する処置も必要なため、単純な注射治療とは侵襲性も異なります。欧州泌尿器科学会(EAU)のガイドラインでは自己脂肪注入も選択肢として記載されていますが、長期的なデータは十分ではないとされています。(Uroweb) 失敗については、こちらで詳しく解説しています。
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PRPを利用してペニスを太くするという方法

PRPは、ヒアルロン酸のように人工的な充填剤そのものの体積でペニスを太くする治療ではありません。患者さん自身の血液から作製したPRPに含まれる成長因子の働きを利用して、陰茎の組織に働きかけ、ボリュームアップを図ります。さらにPRPでは、太さを決める海綿体と、その外側の皮下の両方へ入れられることが特徴です。ヒアルロン酸とPRPの違いや、どの治療を選ぶかについては、こちらで詳しく解説しています。
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太さは、海綿体側と外側の両方から出せます

ペニスの太さは、勃起する海綿体と、その外側の皮下の両方で決まります。PRPは、この両方へ入れられます。亀頭・海綿体・皮下への入れ方については、こちらで詳しく解説しています。
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亀頭とのバランスも大切です

ペニスを太くするときには、陰茎だけを見ればよいわけではありません。例えば陰茎だけを大きくしすぎると、相対的に亀頭が小さく見えることがあります。反対に、亀頭だけを大きくすると、陰茎とのバランスが合わなくなる場合もあります。
そのため、「陰茎をどのくらい太くしたいのか」だけでなく、「亀頭とのバランスをどうするのか」も考えることが重要です。康静会グループでは、必要に応じて亀頭・陰茎海綿体・陰茎皮下を組み合わせて治療することができます。
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太さは、製剤が残っている間だけの話ではありません

ヒアルロン酸は製剤の吸収とともにボリュームが減ります。PRP/PRPGは、充填剤が残っている間だけ太くする治療ではありません。効果の持続については、こちらで詳しく解説しています。
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まとめ
ペニスを太くする・大きくするなら、海綿体と外側の両方から考える
ペニスを太くする方法には、ヒアルロン酸などの充填剤、自己脂肪、PRPを利用した治療などがあります。それぞれ治療の仕組みは異なります。特にPRPを利用した治療では、陰茎海綿体だけでなく、その外側にある皮下組織にも注入できることが特徴です。
さらに必要に応じて亀頭への治療も組み合わせることで、男性器全体のバランスを考えることができます。また、「昔より細くなった」という場合には、単純なサイズだけではなく、勃起機能が低下していないかを見ることも重要です。
康静会グループでは、PRPに関する研究・臨床経験をもとに、PRPと成長因子を組み合わせたPRPG注射による男性器治療を行っています。治療をご検討中の方は下記のボタンから関連ページをご覧ください。
参考文献:Poulios E, Mykoniatis I, Pyrgidis N, et al. Platelet-Rich Plasma (PRP) Improves Erectile Function: A Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled Clinical Trial. J Sex Med. 2021;18(5):926-935. 論文
参考文献:Deabes M, et al. Evaluating the efficacy and safety of platelet-rich plasma injection for erectile dysfunction: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Sex Med Rev. 2024;12(4):739-746. 論文
参考文献:Mao Q, et al. The efficacy of platelet rich plasma in the treatment of erectile dysfunction: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Aging Male. 2024;27(1):2358944. 論文